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片付けが続く“仕組みのある家”。

片付けは気合いや根性では続きません。
忙しい日も、疲れた日も、気分が乗らない日もあります。

それでも家が整い続けるかどうかは、
住む人の性格ではなく、
“家そのものに片付く仕組みがあるかどうか”で決まります。

散らかる家には必ず理由があり、
整う家にも必ず理由があります。

その違いは、とてもシンプルです。
①|「戻す場所」が明確かどうか
片付かない家のほとんどは、「モノの帰る場所が決まっていない」ことが原因です。

・カバンが床に置かれる
・郵便物がテーブルに積もる
・脱いだ服がソファに置かれる
・リモコンが行方不明になる

これらは、性格ではなく構造の問題。

まず決めるべきは、“使ったあとに戻す場所がワンアクションで済むか”。

玄関:カバンの定位置
リビング:リモコンと小物の定位置
キッチン:調味料の“使う場所”に近い位置
寝室:脱いだ洋服の即置き場

「戻しやすさ」が片付けの9割です。
②|“動線上に”収納があるか
片付く家の収納は、動線の上にあるという共通点があります。

帰宅 → 玄関近くにカバンのフック
料理 → 手を伸ばせば届く引き出し
服を脱ぐ → すぐ横に一時置きラック
学校から帰宅 → ランドセルが食卓に乗らない仕組み

もし動線から外れた場所に収納があると片付けは一気に面倒になります。

逆に、動線に沿って収納が設計されていれば、無意識でも片付いていく仕組みが完成します。
③|“見せる収納”と“隠す収納”を分ける
片付かない家にありがちなのが、見せる収納が増えすぎてしまうこと。

見せる収納は、デザイン重視で美しく見える反面、難易度が高い収納でもあります。

コレクション・好きな器 → 見せる
日用品・雑多なもの → 隠す

このシンプルな分類ができるだけで、空間の印象は驚くほど整います。

特にリビングは、“飾りたいもの2割、隠したいもの8割”くらいのバランスが美しい住まいを作ります。
④|収納は“増やす”より“適切に分散させる”
片付かないからといって、収納を増やすほど、空間は使いにくくなります。

必要なのは、“適切な場所に適切な量の収納を分散させること”。

・玄関に少し
・リビングに少し
・キッチン横に少し
・洗面スペースに少し

この“小分け収納”がある家は、モノが自然と散らからなくなります。

大きな収納より、“点在する小さな収納”のほうが片付けのストレスを軽減します。
⑤|1つ増えたら1つ減らす“循環”をつくる
片付く家には共通点があります。

それは、“モノが増え続けない仕組みになっている”ということ。

・収納量を上限にする
・1つ買ったら1つ手放す
・定期的な見直しがしやすい動線
・仮置きスペースを設ける

この「循環」があると、無理なく整っていきます。

反対に、モノが入るだけ入る家は、どれだけ片付けても追いつきません。
⑥|REPLUSがつくる“片付く家の設計”
REPLUSでは、「片付けができる人にする」のではなく、「片付けが続く家を設計する」ことを大切にしています。

・生活動線に合わせた収納計画
・1日の行動から逆算した動線整理
・“使う場所に置く”収納配置
・見える部分はミニマルに
・隠す収納は大容量に
・家族構成に合わせた最適な分散収納
・造作家具で“戻しやすさ”をデザイン

片付けは習慣ではなく、設計です。“仕組みのある家”は、毎日の負担を驚くほど軽くしてくれます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

REPLUSは、“Rethink Society Through Renovation”
──リノベーションを通じて、暮らしと社会を再定義するブランドです。

名古屋を拠点に、動線設計・収納計画・造作家具の提案まで、“片付けが続く仕組みのある家”を
建築・不動産・デザインの視点からご提案しています。

暮らしの悩みや片付けのストレスなど、住まいに関するお悩みはいつでもお気軽にご相談ください。
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