“古さを活かす”リノベーションという考え方|建て替えないことで生まれる価値
著者:リプラス編集部
名古屋を拠点に、リノベーション・リフォーム・デザイン・設計・施工までをワンストップで手がける株式会社リプラスの編集チーム。
一級建築士事務所(SDA)やデザイン事業部「THE DAY STACK」と連携し、現場・設計・デザインの実務に基づいた知見をもとに、住まいづくりや空間づくりに役立つ情報を発信しています。
<この記事のトピックス>
・“古さを活かす”リノベーションとは?
・なぜ今、既存を活かすデザインが注目されているのか
・新築では出せない空気感
・素材を活かすという考え方
・コストだけではない価値
・THE DAY STACKが考える空間づくり
・実際のリノベーション事例
「古い=価値がない」ではない時代へ
これまで日本では、
・新しいものが良い
・古い建物は価値が下がる
・建て替えるのが正解
という考え方が一般的でした。
しかし近年、その価値観は少しずつ変わり始めています。
今は、
・古材の風合い
・経年変化した素材感
・昔の建物ならではの空気感
に魅力を感じる人が増えています。
つまり、 “古さ”そのものが価値になり始めているのです。
リノベーションは「直す」だけではない
リノベーションというと、
・古いものを新しくする
・綺麗に直す
というイメージを持たれることも多いですが、本来それだけではありません。
本当に大切なのは、
「その建物が持っている魅力をどう活かすか」です。
例えば、
・味のある梁
・古材の床
・経年変化した建具
・昔ながらの素材感
これらは、新築では再現できない魅力でもあります。
“残す”というデザイン
リノベーションでは、すべてを壊して新しくすることもできます。
しかし、それでは“その建物らしさ”まで消えてしまうことがあります。
だからこそ近年では、
「何を変えるか」だけでなく、
「何を残すか」
が重要になっています。
既存素材を活かすことで生まれる空気感
古い建物には、長い時間を経たからこそ出せる空気感があります。
例えば、
・木材の色味
・傷や凹み
・塗装の風合い
・鉄のサビ感
これらは、決して“劣化”だけではありません。
むしろ、 “その建物の歴史”でもあります。
新築では出せない魅力
新築には新築の魅力があります。
一方で、リノベーションには、 “時間がつくった魅力”があります。
均一で綺麗すぎる空間ではなく、
・少しラフ
・少し不均一
・素材感が見える
そんな空間に、人は居心地の良さを感じることがあります。
今、求められているのは“余白”
現代は、情報もデザインも溢れている時代です。
だからこそ今は、
・余白
・静けさ
・素材感
を感じられる空間に魅力を感じる人が増えています。
つくり込みすぎるのではなく、 “引き算”のデザインが重要になっています。
THE DAY STACKが考える空間づくり
THE DAY STACKでは、
“空間だけをつくらない”という考え方を大切にしています。
重要なのは、
・どんな空気感を生み出すか
・どんな時間が流れるか
・どんな感情が生まれるか
です。
そのため、THE DAY STACKでは、
・素材
・光
・余白
・色
・質感
を細かく設計しながら空間をデザインしています。
“古さを活かす”ことはコスト削減ではない
既存を活かすというと、「予算を抑えるため」と思われることもあります。
もちろん結果としてコスト調整につながることもありますが、本質はそこではありません。
重要なのは、
“その建物だからこそ出せる魅力を活かすこと”です。
すべてを新品に変えるのではなく、
既存の良さを読み取りながらデザインすることで、その場所にしかない空間が生まれます。
実際のリノベーション事例
瑞穂区|中古マンションリノベーション
名古屋市瑞穂区で行った中古マンションリノベーションでは、既存の木の印象を活かしながら、白やグレーをベースに空間を再構築しました。
既存の階段に合わせてラワン材で天井を造作し、色味を統一。
また、昔ながらの押入れ収納をウォークインクローゼットへ変更し、現代の暮らしに合わせながらも、既存素材の魅力を残しています。
“残す × 整える”ことで生まれた空間です。
小牧市|アトリエカフェ「PAUSA」
pausa Atelier Cafe
愛知県小牧市のアトリエカフェ「PAUSA」では、既存建物の空気感や余白を活かしながらリノベーションを行いました。
“つくり込みすぎない”ことを意識し、無機質になりすぎない、温かさのある空間をデザインしています。
訪れた人が自然と落ち着ける空気感は、既存素材を活かしたからこそ生まれたものです。
鈴鹿市|紅茶屋さん「REBOOT」
三重県鈴鹿市の紅茶屋さん「REBOOT」では、照明や素材、余白を活かしながら、“静かに過ごしたくなる空気感”を空間の中で表現しています。
THE DAY STACKでは、単に綺麗な空間ではなく、
“その場所に流れる空気”まで設計することを大切にしています。
建て替えないという選択
今後、日本では空き家や築古物件がさらに増えていくと言われています。
だからこそこれからは、
「壊して建てる」だけではなく、
「活かして使う」
という考え方がより重要になります。
リノベーションは、単なる改修工事ではなく、 “価値の再定義”でもあります。
リプラスが大切にしていること
リプラスでは、
「ただ綺麗に直す」のではなく、
「建物に新しい価値を吹き込む」
ことを大切にしています。
そのため、
・既存素材
・光
・動線
・空気感
まで含めて、空間全体を設計しています。
古さは、価値になる
古い建物には、新築にはない魅力があります。
・素材感
・空気感
・時間がつくった風合い
それらを読み取り、活かしながら空間をつくることで、
“その場所にしかない価値”が生まれます。
リノベーションとは、単に新しくすることではなく、
「価値を再定義すること」なのかもしれません。
「古い建物を活かしたリノベーションをしたい」
「素材感や空気感を大切にした空間をつくりたい」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
リプラスでは、設計・デザイン・施工をワンストップで行い、
THE DAY STACKと連携しながら、その建物にしかない魅力を活かした空間づくりをご提案しています。
まずはお気軽にお問い合わせください。